隔離していたニワトリが卵を産みました。
なぜ隔離していたかというと、鶏舎内で他のニワトリたちにいじめられていたからです。
ニワトリのいじめは壮絶。
ターゲットが決まれば、みんなでつつきまくります。
血だらけになって、内臓まで引きずり出されることも、、。
いじめられている子は、エサにもありつけず、はじっこでうずくまっています。
「いじめはダメ!」と園主が一喝しても全然効果なし。
血だらけのニワトリがかわいそうなので、別の場所に隔離してあげます。
そこなら、つつかれることもなく、エサも食べられるし、水も飲める。
身体も回復してきて、氣持ちも落ち着いたのか、しばらくして産み始めました。
殻は泥だらけだったけど、割ってみると中身はオレンジに近い濃い黄色。
夕日みたいな、なんだかとてもあたたかい色。
その卵を見て、なんだか泣きそうになった。
そんな貴重な卵、何にしようか迷ったので、マヨネーズにした。
パッと焼いて、食べてなくなる卵焼きより、じっくり味わえるのはこっちだと思ったから。
ぐるぐるぐるぐる優しく混ぜながら、油と乳化させていく。
塩、きび砂糖、コショウ、酢を適宜投入。
そして、ぐるぐるぐるぐる。
最後に粒マスタードを入れて、ソースっぽくするのが我が家流。
今回は蒸し野菜のディップにする予定なのでちょっとゆるめに。
知り合いにおすそ分けしたら、「濃厚で、タルタルソースみたいな味だった!」と喜ばれた。
嬉しい。
私も、いつものマヨネーズより、濃厚な感じがした。
卵が違うのか、私がいつもと違うのか。
私が優しい氣持ちで丁寧に作ったからかもしれない。
でも、この優しい氣持ちを引き出したのがこの卵なら、
やっぱりこの卵だから出せた味なのかもしれない。
そんなことをぐちゃぐちゃ考えながら、今日の献立を考える。
そうだ、今日はマヨネーズで和えたかぼちゃサラダと、
マヨネーズをつけて食べる蒸し野菜にしよう。
何を作るか迷ったら、マヨネーズ。
簡単な料理も、「自家製マヨネーズ」があるだけで、グレードアップ。
おもてなし料理の強い味方、マヨネーズ。
卵を産んでくれてありがとう。