2017/08/27

田んぼ

今日も暑かったですね。
最高気温35℃。
日差しは強く暑いけれど、少し秋の漂う今日この頃です。

今日は田んぼに行ってきました。
今年は太陽が少ないので、どんなもんかと思っていますが、稲は穂をつけていました。
田んぼに着くと、走り出す子どもたち。
空も高くて気持ちいいお天気。
このところ、夏なのにどんよりした空ばかり見ていたので、気持ちが晴れました。
柵を乗り越え、田んぼの畔を走る走る。
気持ちいいんだろうな~。
バッタを追いかけるのに一生懸命でした。
肝心の稲は、ひよを超える背丈となり立派に生育していました。
なんだか感動。
田んぼって、なんて美しいのだろう。

写真を撮りながら、この景色を見られるのはいつまでかしらと、なんだか涙ぐんでしまいました。
というのも、年々米作りをする環境が厳しくなっており、私たちのマンパワーでどこまでやれるか、という話を昨夜たけちゃんと2人でしていたところだったので、今この目の前に広がる景色がすごく貴重なものに見えて、一人うるうるしてしまいました。

刻一刻と流れる時間の中で、今という時は二度とないのだなと思いながら、
だからこそできることを全力でやろうと強く思いました。
いつまでできるかわかりませんが、やれるところまでやっていきたいと思います!

さて、今日はたけちゃんはニンジンの種まきでした。
帰ってきてからの一言。
「大相撲の15日間って、長いんだろうな~」

このところ、秋冬の種まきで忙しいたけちゃん。
一日一日が生活のかかった大一番のようで、今日の一番を勝ったものの(今日の目標を達成したという意味で)、まだまだ暑い戦いが続くので、少し気が遠くなったようです(笑)。

こころね農園・夏の終わり場所。
無事、千秋楽を迎え、願わくば全勝優勝でいきたいところですが、どうでしょう。
とりあえず、今日の一番は勝ったということなので、横綱を慰労し、明日の戦いに向かって声援を送りたいと思います。

今日もおつかれさまでした!

2017/08/25

丁寧な暮らし

ここのところ、「丁寧な暮らし」について考えたりしてました。

「丁寧な暮らし」

いい響きですよね。
なんとなく、穏やかで、ゆったりとした、地に足がついているような雰囲気がします。
一つ一つのことを大事にして、日々と丁寧に向き合って、背筋をピンと伸ばして凛と生きているような感じ・・・。

いいイメージしかありません(笑)。

「丁寧な暮らし」に憧れていたけど、この言葉に憧れていたのかな。

私の中では、「農的な暮らし」は「丁寧な暮らし」につながっているような気がして、
こころね農園の一員となった頃は、「農的な暮らし」の実践を一生懸命頑張っていたように思います。

でも、今思えば、あたまでっかちで、
地球に優しいからとか、大事なことだからとか、
「やりたい」という気持ちより、「やらなけらばいけない」という気持ちが勝っていて、穏やかにというより、必死さが漂う「丁寧な暮らし」だったような気がします。

かといって、今が穏やかにできているとも全然言えないのですが、
「丁寧な暮らし」というのは、ゆったり穏やかなものではなく、
とても忙しいものだとわかっただけでもましになったのかもしれない、と思っています。

一つ一つのことを丁寧にすることは、時間がかかるし、エネルギーも使います。
だから、簡単に済ませる方が、きっとずっと効率的(もしかしたら経済的でもあるかもしれない)。
丁寧にするためには、やることがいっぱいあって、手間もかかるし、のんびりとなんてしていられない。

それでもやっぱり、「丁寧な暮らし」をしたいと願ってしまうのはなぜなんだろう。

きっと、「丁寧に暮らす」ことは、簡単にすませるよりずっと豊かで、しあわせを感じられるからかもしれない、というのが今の私の答えです。

「丁寧に暮らす」と時間もエネルギーも使うけど、
それは、時間とエネルギーを「消費する」というより、「蓄積する」という感覚に近くて、疲れるけれどすり減って消耗する感じではない気がする。
だから、忙しくても、どこかで楽しんで、笑ってられるのかなと思ったり。

養鶏にしても、野菜作りにしても、もっと効率的で簡単に済ませるやり方はたくさんあるんだろうけど、やっぱり私たちはこういうやり方が性に合っているんだと思う。
こういうやり方の方が、自分たちもしあわせを感じられるし、
きっと食べる人にもしあわせを感じてもらえるんじゃないかと思ったりしています。

一つ一つ丁寧に向き合っていこう、と決意新たな夜(笑)。

自分がしあわせを感じられる方向を目指そう!