2016/05/28

そら豆と弁当

もうすぐ5月も終わりですね。
初夏から梅雨に移り変わっていきます。

畑では、新たな野菜が採れはじめています。
その一つ、そら豆です。

白いうぶげがなんとも気持ちよく、またそこにちょこんとおさまっているマメがなんともかわいらしい。
大好きです(笑)。

そら豆は、鮮度が命。
さやから出して空気にふれたとたん一気に鮮度が落ちるので、
茹でる直前にさやから出したほうがいいです。

茹で方は、たっぷりの湯を沸かして、塩とお酒を少々入れて茹でるのがいいです。
お酒が青臭さをやわらげてくれます。
茹で時間は2分ほど。茹ですぎは禁物なので、いい加減ですくってあげてくださいね。
食べるときはそのままでもいいですが、お好みで少し塩を振ってもいいかと思います。

これは、春大根と中華くらげの和え物。
大根は、冬にたくさん食べたけど、また春も大根・・・?と思った方もいるかもしれませんが、
冬の大根と春の大根は全然違います。

どちらかというと、冬は煮物向きですが、春は生で食べるのがおいしいです。
春の大根は、冬と違って水分が少ないので、和え物にしてもあまり水が出ないので、食感を楽しみつついろいろとアレンジが楽しめます。
塩もみでもいいし、うちは梅酢づけにすることが多いです。
魚や肉のおかずの時に大根があるとさっぱりします。

あとは、おろしたりするのもおススメです。
少し辛めですが、春は天ぷらにあう野菜が多いので一緒に食べるとおいしいです。

あと、最近の野菜BOXにお付けしているぺコロス(小さい玉ねぎ)。
「どうやって食べるのがおススメですか」と聞かれることが多いのですが、
丸のまま煮たり、じっくりグリルしたりするのがおススメです。

肉じゃがとかでもいいですし、塊ベーコンやキャベツとコトコト、ポトフのように煮込んでも美味しいです。
あとは、竹串とかに刺して、そのままパン粉をつけて揚げるのもおいしいです。
丸なので、多少加熱時間は多めですが、新玉ねぎなので、少しくらい生でも大丈夫かと思います。
皮を剥いて、包丁で少し切り込みを入れると味しみがよくなります。

ごろっとした食感と旨みが中に閉じこもる美味しさは、普段の玉ねぎとはまた違った魅力なので、ぜひ食べてみてください!

今週はわかきが幼稚園で遠足に行きました。
ただでさえ忙しい朝にお弁当づくりのミッションが加わり、その日はバタバタと送り出しました。
ちゃんと残さず食べてくれたかしら~と思っていたら、帰ってきて、
「お弁当おいしかった!一番に食べ終わったよ!」と。。。(涙)
からっぽのお弁当箱がなにより嬉しいです。

久しぶりに自分でもお弁当が食べたくなって、自分たちの為にお弁当を作りました。
上から、春キャベツとチンゲン菜とウインナーの炒め物、
ひじき煮、大根と中華くらげの和え物、アサリの煮つけ。
そら豆とスナップエンドウを飾って出来上がり!
あるものを詰めただけですが、鮮やかな青が入るとお弁当がグッときれいに仕上がりますね。
左が私の、右がたけちゃんの。
ボリュームが違いすぎる(笑)。

幼稚園のお友だちが潮干狩りに行って、アサリをたくさんいただいたので、
アサリのみそ汁に、アサリご飯に、アサリの酒蒸しに、お腹いっぱいアサリを食べました。
わかきのお弁当にも、私たちのお弁当にも登場。

潮干狩り、本当はわかきくんも一緒に行かない?と誘っていただいたのですが、
わかきはお母ちゃんが行かないと行かないと言うので(苦笑)。
まだまだお母ちゃんがいないとだめみたいです。

わかきくん、貝はでてこないけれど、畑に砂はたくさんあるので、好きなだけ砂遊びをしていいからね(笑)。

2016/05/24

田んぼ

今日はとても暑かったですね。
榛名でも30度いったみたいです。
わかきは幼稚園バスを降りたとたん、「アイス食べた~い!!」と叫んでました(笑)。

そうだよね、アイス日和だよね。
おやつのアイスをとても嬉しそうに食べていました。
夕飯の時、たけちゃんの飲むビールがとても美味しそうでした。
私もシュワシュワが欲しくなってしまい、久しぶりにノンアルコールウメッシュを飲みました(笑)。

今年は、例年になく田んぼの進みが早いです。
いつもなら水がなくてなかなか田んぼに水がまわらず困っている時期ですが、
今年は、新しい作戦を立てたところ、うまくいって珍しく(?)水が1枚の田んぼにはまわりました。

田んぼを見に行ったたけちゃんが驚いて、「今日はあらくれだ!」と午後はトラクターに乗って田んぼへ。
私とわかきは配達を終えてから田んぼへ。

すでにあらくれは終わっていましたが、わかきは水の様子を見たくて父の後を追いかけて行きました。
田んぼで遊びたくて、母とひよを連れてもう一度田んぼへ。すでに裸足。
やっぱりね(笑)。
気持ちよさそう~。でも、洋服は汚さないでね。。。
ひよは初めてみる田んぼに不思議そうです。
ひよは早いものでもうすぐ5ヶ月になります。
そうそう!今日、初めて寝返りをしました!!すごいすごい!
今週末には離乳食も始める予定です。どんどん成長していきますね。

わかきは楽しくてしょうがない様子。
田んぼにはカエルがぴょんぴょん。
どこにいるかわかるかな?
ここまではまだよかったんだけど、この後大惨事が。。
5時を過ぎたので、そろそろ帰ろうと声をかけると「まだ遊びたい!!!」と怒ってバシャバシャやるもんだから、結局洋服にまで泥がはねて・・・、も~~~!!
幼稚園の服を汚すなって言っただろー!

帰りは汚れた男子2人を後ろのシートに乗せて帰りました。。。
悲しいかな、まだ乗り始めて1年もたたない車がすでに砂だらけです。
しょうがないか。。。。

後は代掻きをして、田植えを待つのみです。
残りの2枚の田んぼにも早く水が回るといいな。
今年はスタートがいいので、期待できそうです!

2016/05/15

春の野菜

新緑の季節ですね。
お日様の下、キラキラと緑が眩しいです。
外を散歩すると爽やかな風が気持ちよくて嬉しくなります。

さて、春の野菜がだいぶ出てきました。
こころねBOXも冬のどっしりした野菜から、軽やかな春の野菜に切り替わっていきます。
こちらもやはり、緑!緑!といった感じでしょうか。
届いたこころねBOXを見て、緑ばっか!と思われた方も多いかと思いますが(笑)、
やはり緑が美味しい時期です。

「どんなふうに食べるのが美味しいですか?」
なんてこともよく聞かれるので、このブログでなるべく食べ方なども紹介して行けたらと思っています。

今は、何といっても、サラダが美味しいです。
サニーレタスに玉レタス、食感の違う2種類のレタスで食卓が華やぎます。
うちでよく作るサラダを紹介します。

ボウルに簡単ドレッシングを作ります。
基本はおいしい油と塩ですが、この日はツナとポン酢を入れてます。
分量は適当ですが、味をみて、少し濃いくらいの味にします。
ちぎったレタスとそのときあるものを和えます。
この日はスライスしたカブと、新玉ねぎ、スナップエンドウをまぜまぜ。
味がからむし、少ししんなりしてかさが減るのでたくさんレタスが食べられるし、盛り付けも楽です。
わかきが好きなので作った里芋チップスを散らして、出来上がり。
市販のドレッシングが好きでない方にはこの作り方はおススメです。
その日の気分で、柑橘汁を入れたり、粉チーズを入れたり、ピリリと黒コショウをきかせたり、栄養を考えてエゴマを入れたり、お酢を入れて酸っぱくしたり、マスタードを入れたり、マヨネーズをいれてみたり・・・。
何通りも楽しめますし、毎日食べても飽きません。

ちなみにこの日の献立は春巻きとウドのきんぴら。
春巻きにはたっぷりの春キャベツを添えて。
揚げ物も、たっぷりの野菜と一緒だと胃がもたれません。
てんこ盛りのキャベツをモリモリ食べます。

食べる人の数と、その人の胃袋の大きさにもよりますが、
うちは春キャベツを2日で1個食べちゃいますし、上の食べ方でレタスも1日で1個食べちゃいます。

これは今日の朝ごはんを作っているところ。
玉レタスの外葉を卵と炒めてシャッキリを楽しみます。
納豆には春大根の葉を湯がいて刻んだものとエゴマをまぜて。
大根は葉に栄養がありますので、葉を大活用。
お味噌汁に入れたり、そぼろに入れたり、おいしいです。
まだ硬い根の方は、おろして薬味にしたり(天ぷらにあいます!魚を食べるときにも)、上のように刻んで塩でもむだけで1品です。
カブは、生でも、炒めても、煮ても、スープでも。カブのステーキもおススメです。

ついでに、今日の10時のおやつのドーナツ。
朝ごはん食べたすぐそばから「ドーナツ作ってー!」とうるさいので、午前中から揚げ物をするはめに。。
残り僅かになり、慌てて写真を撮ろうとすると、また手が伸びてきた(笑)!
そして、今日のお昼のオムライス。
休日は、やっぱり子どもの好きなものが食卓に並びますね。
スナップエンドウとケチャップでお絵かきするのも楽しいです。
キャベツに小松菜のおひたし、カブの煮物を副菜にして。

夕飯は、レタスを敷いた上に、豚肉を湯がいたものをのせて、おろしダレでさっぱりといただきました。
今日も野菜をたくさん食べたな~。
こんなに野菜が食べられるなんてありがたいことです。

食べるのは毎日のこと。
そんなに手をかけられませんが、あるものを工夫してなるべく簡単に食べたい。。。
共通の想いではないでしょうか。

なので、なるべく食べ方や献立などもブログにのせていきたいです。
何かの参考や、今日の献立のヒントになればと思います。
また、みなさんの「こうに食べたらおいしかった!」もお聞かせください。
私も日々の参考にさせていただきます!

明日は何食べようかな~^-^。

2016/05/12

選食力

GWも終わり、やっと日常が戻って来た感じですね。
私たちの仕事にGWも何も関係ないのですが、わかきが家にいるのといないのでは大違いで・・・。
毎日幼稚園に行ってもらえるとありがたいです(笑)。

このところ、幼稚園から帰ってくると声が枯れていることがあって、
「どうしたん?」と聞くと、「大きな声でお歌を歌うからだよ!」と”当たり前じゃん”みたいな顔をして言われました。
去年の今頃は、毎日泣きながらの登園で泣きすぎて声を枯らして帰ってきていたのに・・・。
成長したもんです(笑)。

去年は1ヶ月に一回は必ず熱を出したり、体調を崩したりしてお休みしていたのに、
4月は初めて一度も休まずに登園できて、月間皆勤賞でした。
体も心も強くなったようで、わかきの成長を感じられて嬉しいです。

今月のココロネタイムスにも書きましたが、年中さんになると急に小学校が近く感じられるものですね。
それにともなって、「教育」ということについて考えることも多くなりました。
今までは、目の前のわかきにどう対応するかで精一杯でしたが、
最近はわかきの将来のことについて、これからの我が子の教育について、たけちゃんと話をすることも増えました。

わかきにこの仕事を継いでほしいというのはないし、
いい学校に入って、いい会社に入って、みたいな高学歴志向も私たちにはないのですが、
これからの激動の時代を生き抜いていける力を、というのはあります。
いわゆる「生きる力」というものかもしれません。

「生きる力」
書くとかっこよく見えますが、具体的に言葉にするとどんな力なのでしょうか。
人としての総合力という感じもするし、震災などを経験すると、本当に何もなくなったときに生き残るすべを持っているか(具体的に言えば、ガスも電気もないなかで火をおこしご飯が炊けるかとか)、ということも言える気がします。
それに、何が起こるかかわらない世の中で、何があってもへこたれないたくましい精神力や、
答えのない問題や課題に自分なりに考えて対処していく力、新しい発想や提案、挑戦ができるか。
挙げてみると、生きていくために必要な力はたくさんあるような気がします。

ただ、今挙げたものを自分が持っているか、と問われれば持っているとは言えないので、
これら全てを子どもに要求するつもりも全然ないのですが、子どもの幸せを願うがゆえに、親としてしてあげられることは何かと考える日々です。

そんな中、最近1冊の本を読みました。
『学力は「食育」でつくられる。』という本です。

内容を一言で言ってしまえば、子どもの成長に食生活はとても重要であるということなのですが、
事例や事実をとりあげて、興味深いことや大事なことがいろいろと書かれていました。

興味がある方は実際に読んでいただくのが一番かと思いますが、
その中で私の心に残ったキーワードを挙げるとすれば「選食力」という言葉です。
「心身の健康のためにどういう食材・食品を選んで食べるか、正しく食を選ぶ知識」ということですが、かつての飽食の時代から、現在は選食の時代になっているんだと知りました。

食べるものがあるのがありがたい時代から、
食べるものがありすぎる時代になり、
食べるものを選ばないといけない時代になっているのですね。

それもそのはず、今は見た目は食べ物だけれど、とても食べ物とは言えない”偽物”が多く出回っています。
親の世代は、「何でも食べなさい」、「もったいないから残さないで食べなさい」でよかったけれど、
今は昔に比べて食べ物とはえいない”偽物”が多く流通しているので、
親が食べ物を選ばないと、砂糖漬け、薬漬け、油漬けで心身を蝕まれる危険があるというのが怖いところです。

今の時代、私たちは食べることに困ることはほとんどありません。
お金がないと言いつつも、飢餓で亡くなる方がどれほどいるでしょうか。
パンもおにぎりもハンバーガーも、こだわらなければ100円で手に入ります。
お菓子だってお弁当だってちょっとそこのコンビニに行けば簡単に手に入るのです。

だからこそ、「選食」なのですが、空腹を感じたときに目先にあるコンビニの誘惑を振り払えるでしょうか。
私だって、今でこそ売っているものの実態を知り、コンビニの誘惑に負けない(だまされない)ようになりましたが、
かつては何も知らずにお腹が減ればコンビニで買い食いをしていました。

私が食の世界に興味をもったきっかけのひとつにコンビニにたむろする子どもたちの存在があるのですが、
自分自身を振り返ると、自分が伸び悩んだ時期、思ったように力を発揮できなかった時期は、コンビニで菓子パンを買い食いするようになった時期と重なります。

この本によれば、コンビニのセブンイレブンの1号店がオープンしたのが1974年のこと。
翌75年に24時間営業が始まったそう。1970年が外食産業元年というそうで、マクドナルドやミスタードーナツが日本に初めてできたのも1971年のことだそうです。

コンビニやファーストフード店がここそこにある今は見慣れた景色も、一昔前はひとつもなかったのですね。
きっとスーパーとかも今ほどなかったはずです。
食生活の欧米化は前々から指摘されていることですが、私たちを取り巻く環境が大きく変わってきている中で、
自分や我が子の食べ物を確保し、心身ともに健康でいられるようにすることは、今まで以上に重要なことのように思います。

ただ、食べる物にあまり神経質になっても窮屈だし、楽しくないので、
基本はおいしいものを食べること!、なるべく手作りすること、にしたいと思っています。

これは、ある日の朝ごはん。
ごはんに、みそ汁、季節の野菜を使ったおかずを中心に。
やっぱり、日本の伝統的な和食が一番いいようです。
時間を見つけては台所でせっせとおかずを作っています。
そんな親の気持ちを知ってか知らずか、最近はごはんを前より食べてくれるようになりました。
体調を崩さなくなったのは、ごはんをしっかり食べるようになったせいかなとも思っています。

きちんとした食生活、生活習慣の身についている子は、必要な時に伸びるそうです。
教育について思うことはいろいろありますが、やっぱり子どもは自分の力で育っていくもの。
子どもの伸びる力を応援できるように、まずは環境を整えることを意識したいと思います。

今は基礎をつくる大事な時。
基礎体力、基礎学力、そして何より、人として一番大事な根本の部分を、
子どもとともに学んでいきたいと思っています。