2021/12/22

心に太陽を持て

「いつも心に太陽を!」で閉めた前回、
そのフレーズから懐かしい本を引っ張りだしました。

カバーないし、だいぶ前に読んだなぁ笑。

一番最初には、ドイツの詩人フライシュレンによる詩。
心には太陽を、くちびるには歌を。

いい詩だけれど、日本人の感性では出てこない詩のような気がする。
仕事や暮らしに対して、”苦労”が先にくるところがちょっと違うような。

古来から、日本人にとって、労働は”苦役”ではなく”神事”であって、仕事や暮らしは常に喜びや感謝とともにあるものです。農を基盤にした暮らしを営むようになって、それを実感できるようになりました。

「労働は苦しい、余暇は楽しい」という価値観だって、本当は「絶対」ではないのかもしれない。


この本には18編の短編が入っているのですが、その中の、「一日本人」が好きです。
人助けをして、名乗らずに去る。
やっぱり日本人ってこうだよね、と清々しい気持ちになりました。

大和魂の根本は、「清々しいこと」。

邪気を払って、清々しい気持ちで新年を迎えたいものです!