先日、私の大好きな絵本作家のいわむらかずおさんが亡くなりました。
享年85歳、老衰とのことでした。
自然や生き物をモチーフにした絵本は、とても素敵で、
あったかい気持ちになる本ばかりでした。
ほとんどの絵本を持っています。
ぱっと取り出した数冊の絵本と、懐かしいサイン。
那須にある、「絵本の丘美術館」というのを運営されていて、
そこで『わたしのワンピース』の西巻かやこさんとのトークショーがあって、
それを見に行った時に、サインしてもらったものです。
結婚する前だったので、旧姓のあだ名で(笑)。18年前ですね。
いわむらかずおさんは、36歳のときに、東京から栃木県の益子町に移り住んで、
畑を耕しながら、創作活動をされていました。
その後、代表作ともいえる『14ひきシリーズ』を発表していくのですが、
自然の中に身を置きながら創作活動をしていたからこそ生み出されたのだと思います。
私も一時、栃木県の益子に移り住み、手探りで生きていた時代があって、
その時にこの「絵本の丘美術館」にも行ったりして、
『自然』という軸で生きることに迷いがなくなったというか、
背中を押してもらったような感覚があります。
いわむらさんが「絵本の丘美術館」を作ったのは、
子どもたちに自然に触れあって欲しかったからだと思います。
ゲームに傾倒していく時代に、絵本の世界や里山の自然にと触れ合える場所を
作りたかったのだと思います。
ゲーム・スマホ全盛の今、その想いが多くの人に届くといいなと思います。
訃報を聞いたあと、子どもの用事で行った敷島公園。
今度は子どもを連れて、絵本の丘美術館へ行きたいです。