今日は晴れましたね。
この土日は、田んぼの準備などで川に行きました。
なんとか今年も水が引けそうで一安心。
これから田んぼが本格的になってくるので、少し気が張っています。
今日から5月。
5月をうまく乗り切れるかどうかでその年が決まる、というくらい農家にとって重要な時期です。気を引き締めていかないと、と思っています。
頭は田んぼのことばかり考えがちですが、田んぼに気を取られていると、野菜たちがこっち見て!と騒いできます。畑も忙しい時期です。
早く収穫してくれと言わんばかりに、玉ねぎたちが倒れてきます。
玉ねぎは、首のところがクタっと折れてきたら収穫のタイミング。
同時に全部が倒れるわけではないので、倒れて食べてよ~と言ってきた子から連れてきます。
ぞくぞく収穫されて、玄関前に届いています。
ハサミで根っこと葉の部分を調整して、台所に運びます。
そして、最後は食卓に並びます。
野菜に限ったことではありませんが、みんな同じものだけど、みんな違う。
やっぱりそれぞれ表情があって、大きさ、固さ、皮の感じ、根っこの感じ、倒れ具合、どれをとっても一つとして同じものがありません。
野菜を前に、単純作業を繰り返しながらも、自然の神秘というか、不思議で面白いこの世界に想いを馳せたりするこの時間はけっこう好きです。
昨晩、新玉ねぎのサラダをざる一杯分食べたのですが、不思議だね~という話になりました。
玉ねぎを丸ごとでは生でバリバリは食べられないけれど、こうやって薄くスライスしてサラダにすれば、4つ分の玉ねぎを一気に食べられてしまう。
すごいねぇと。切り方ひとつで、違うんだねぇと。
おおげさかもしれないけれど、切り方ひとつで世界が変わる。
そう、不思議で面白いこの世界。
野菜を料理するって、なんともクリエイティブ!と一人感嘆しながら、この玉ねぎ君たちをどう料理しようかとむふむふしている私なのでした。
玉ねぎ、大好きです。