2022/01/18

湯たんぽと自分

寒いですね。。
今日は風が強いので、さらに寒く感じます。

水仕事をした後の手の冷たさといったら。。。
冷えた手を温めるべく子どもたちの体を触ると、「つめた~い!!」と叫びます笑。
冷えた母の手を温めておくれよ。

そんな時は、これ。
めちゃめちゃぬくいです。
冬に湯たんぽ、欠かせません!
寒いときは、お腹に抱えるのに限ります。
もちろん、寝るときは布団の中に必須。

暑さ寒さをしのぐ知恵はいろいろありますね。
以前、友達が「冬寝る前は、家族みんな自分の湯たんぽ抱えてお母さんところに並んだよ」と話してくれて、それを聞いた時、すごくいいな~と思いました。
家族が、台所のお母さんのところに、湯たんぽ抱えて並ぶ絵を想像して、すごくいいな~と思って、それから湯たんぽ派です。

寒いのはつらいけど、寒さが生む文化があるんだなと思うと、寒ささえも尊く思えます。
自然の四季という循環はすごいですね。

「自分」という言葉は、「自然の分身」の略だと聞いたことがあります。
つまり、自分は自然の一部、自分は自然が姿を変えたものだ、ということです。
きっと昔の人には、誰に教わるでもなく、それがわかっていたんだと思います。

最近、暦(旧暦)を意識して生活しているのですが、すごくしっくりくる気がしています。
おそらく、暦というのは、人間が自然と連動するために用いた知恵で、それを目安に行動することが、とても自然で、理にかなっていたんだと思います。


たしか、庶民を扇動し、誘導する使命を持った会社の社訓に、
「季節感を忘れさせろ」というのがあったそうな。
人間と自然を切り離していくことが、人間を本来のあるべき姿から遠ざけるのに有効なのですね。

人間と自然が切り離されていた方が都合がいい。
なぜ都合がいいのか、きっと人間が自然と融合すると、本来の力や感覚を取り戻してしまうからでしょう。
何が喜びで、何が幸せで、何が豊かなことなのか。
それを、感じてしまう。気づいてしまう。

彼らの戦略が「季節感を忘れさせろ」なら、
こちらの戦略は「季節感を取り戻せ」。

私たちに本来与えられた力を発揮するためにも、季節感を取り戻す暮らしは、とても大事なことだと思っています。