2022/01/19

こどもの行事 しぜんと生活

昨日、「季節感を取り戻す暮らしが大切だ」と書きました。

でも、そんな難しいものではなく、「ちゃんと勉強しなきゃ!」みたいな堅苦しいものでもなく、楽しみながら生活に取り入れていくのがいいと思っています。
それこそ、”自然に”生活に溶け込ませていくのが。

その参考になるであろう本のご紹介です。
かこさとしの「こどもの行事 しぜんと生活」。
1月の巻から、12月の巻まで。
子どもが読んでも、大人が読んでも楽しめます。
知らないこともけっこうあって、なるほど~と思うことも多々。
一家に一冊あってもいい、おススメの本です。

1月の巻・作者あとがきより
~(略)このように、日本の行事やならわしのうち、この本では、その理由と行事にこめられた人々の思いや考えも明らかにして、次の時代に伝えるように選びました。むかしの人たちがもっていた力や知恵や心を総動員して、生活を支えようとしたことを、この1月の巻で知っていただきたいと思います。~

あとがきを読んで、かこさとしさんの想いが伝わってきました。
かこさとしさんは、私が好きな作家さんのひとりですが、絵本作家という肩書だけでなく、東大工学部卒・工学博士でもあり、子どもの教育にも関心を寄せ活動されていました。
きっと、上に取り上げた本や、絵本を通して子どもたちに語り掛けることで、未来を子どもたちに託したのだと思っています。

希望は君たちの中にあると。


他国を占領、支配するときに、まず手をつけるのが教育です。
幼少のころ接した環境が”日常”であり、”当たり前”で”普通”になるからです。

かの大手ハンバーガーチェーンMが、「子どものときに食べさせろ、そうすれば大人になっても欲するようになる」と豪語しているのは有名ですが、子どものころ身に着けたものはそう簡単に消えないということを物語っています。

大人にとっては、一時的にしているマスクも、子どもにとってはそれが日常になる。
人の目しか見えない、表情がわからない。
そして、人と触れ合わない方がいい、消毒しないとバイ菌がついてて汚い、そうやっていろいろな価値観を結果的に植え付けている。

いろんなものを遠ざければ遠ざけるほどひ弱になり、それこそさまざまな菌が生息する地球でいきる耐性(免疫)を失うことになるんだろう。
子どもたちの多くを奪っていることの帰結に、どんな未来が待っているのか。。


子を持つ親として、心配は多々ありますが、だからこそできることを見つけていくしかありません。
子どもたちに大事なことを伝えていけるように、残していけるように、かこさとしの「こどもの行事 しぜんと生活」を活用したいと思います!

大丈夫!大丈夫!