2022/01/30

子どもと遊び②

世の中が騒がしいですね。
自粛だとかなんとかで、子どもたちの行事や予定も変更が多くて、かわいそうです。
楽しみにしていたのに。。

でも、元氣いっぱいなので、外で存分に遊んで、「おなか減った~」と帰ってきて、おやつ。
今日は、干し芋。
ストーブであぶって、ちょっと焦げ目がついたのがうまい!
この時期に欠かせないおやつです。

今日は、先日ご紹介した、かこさとしの「こどもと遊び」の第2弾。
脳のお話を少し。(←結局長文になってしまいました。。)

脳がとても重要な器官だということはみなさんご存じかと思いますが、
その脳がどのように発達していくのかということを、この本の中でも紹介しています。

なぜ、「遊び」を論じる際に、脳の話がでてくるのか。

子どものときに脳が一番発達するのであり、
”それへの(脳の発達への)対策を十分理解していただくために”
脳の話を入れていると書かれています。
(抜粋部分は””でくくりますね)

”注意事項の一つは脳細胞はけっして再生もきかなければ補填もされず、減りこそすれ一個もふえるものではないのだから、もっとも大切にしなければならないということである。”

脳細胞の数は、およそ140億と数は決まっていて、脳の発達・成長とともに重量が増していきます。
数に差があるのではなく、その後の発達に個人差があります。
発達の大きな山が三つあって、0~3歳、5~7歳、10~12歳です。
この時期が脳の成長にとても重要であり、「顔の表情」という項目をわざわざ取り上げて書かれています。


「顔の表情」

”肌の接触の次に目が見えるようになった子どもには、顔というものが非常に大切になる。(中略)、顔の表情が信号となっているのである。”

”(脳の図を指して)顔の部分をつかさどる脳が、他に比し異常に大きいことに気づかれたであろう。子どものみならず、人間は、この顔の示す表情、信号によって、大きく脳を発達させ、またこまかな神経を顔の各箇所にはしらせ、微妙な筋肉をうごかして独特な表情をつくりあげてきたのである。”

この現在の、マスク社会の罪を考えざるをえません。

小さな子どものマスク着用は、酸素不足を招き、脳の発達に修復不能なダメージを与えることは以前から多くの医者や科学者が警告していましたが、
それだけでなく、マスクによって表情を奪うことが、脳の発達を奪っている。
人間のコミュニケーションと感情の交換の基盤をブロックし、学習を妨げるだけでなく、
笑顔、笑い、感情的な模倣のプラスの効果を子どもたちから奪っているという事実。
自分がマスクを外しても、周りがマスクだらけならば、脳の発達は阻害される。

世界の研究者や科学者、医者が、「感染症より長期的なマスクの着用の方がはるかに健康に有害である」という趣旨の主張や論文を発表しており、ちょっと調べればマスクにほとんど意味がないこと、逆にマスクの着用による深刻な副作用があることはわかるはずなのに、なぜ一歩外に出ると・・・。

学校でのマスク着用義務は子どもたちの生活の正常な発達段階を奪うとして、
「学校内マスク禁止」という措置をとる国もあり、世界はマスク義務化を解除しつつある中で、なぜ日本はさらに強化される方向に・・・。

意図的だと思ってますが、まだまだ続くのでしょうね。。

かこさとしさんは、こんなマスク社会が来るなんて思いもしなかったでしょうが、
このマスク社会が具体的に子どもの成長にどう影響していくのかが、
この古い本にはすでに書かれていたことに驚きました。


”子どもはまわりの状況を選択することなく摂取する”
”よき脳のからみあい(成長・発達)を願うなら、よい環境づくりと周りの人々が人間として望ましい行動や態度を示すことにつきる”

子どもに言い訳は通用しない。
私たちの態度や行動が、そのまま子どもに継承される。

前回抜粋した、かこさとしさんの言葉が刺さります。

”いったい大人は、親は、こどもを「すこやかに」育てたいのか、育てたくないのかどっちなのだ。故意であろうと、過失であろうと、不健康におとしいれることは罪である。罪になるその前に、その態度が糾弾されなくてはならぬ。”


私たちは人間だ。

体を動かし、顔を動かし、心を動かそう。
飛んだり、跳ねたり、走ったり。
泣いたり、笑ったり、怒ったり。

それが生きるってことだ。

公園での、凧揚げ、羽根つきの図でしめます(笑)。
元氣だしていこぅ!!